整体 VS パーソナルトレーニング 効果があるのはどっち?
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2025 / 08 / 04
最終更新日:2025年8月8日
こんにちは!
BEYOND二俣川店の森山です。
現代では、肩こり・腰痛・猫背といった不調に悩む方が整体院に駆け込み、ボディメイクやダイエットを目指す方がパーソナルトレーニングジムに通うのが一般的になっています。
ただ、こんな悩みを持ったことはありませんか?
「整体で整えても、またすぐ戻ってしまう…」
「トレーニングを頑張っても姿勢が良くならない…」
「そもそも何から始めればいいのか分からない」
本記事では、体を根本から正していくためにはどうすれば良いか解説していきます。
整体とは?身体の土台を整えるアプローチ
整体の定義と目的
整体とは、文字通り「体を整える」ための施術です。
主に手技によって、筋肉・骨格・関節のバランスを調整することで、身体の歪みや不調を改善していきます。
具体的に言えば、整体では次のような状態の改善を目的としています:
・骨格のズレや歪み
・関節の可動域の低下
・筋肉の緊張・硬直
・姿勢の崩れ(猫背・反り腰・左右の高さの違いなど)
・血流やリンパの循環不良
たとえば「長時間座り続けることにより肩がガチガチ」、「産後で骨盤が開いた感じがする」、「寝起きに腰が重い」といった悩みも、整体で改善されることが多くあります。
整体の主な目的は、
『本来あるべき正しい身体の位置・動きにリセットしていくこと』
です。
整骨・整骨院・カイロプラクティック・マッサージとの違いは?
「整体って、整骨院とかマッサージとどう違うの?」という疑問も多いので、違いを整理しておきましょう。
施術名 | 主な目的 | 国家資格の有無 | 内容 |
---|---|---|---|
整体 | 骨格や筋肉のバランスを整える | なし(民間資格) | 手技で全身のゆがみを調整 |
整骨(接骨) | 外傷(ねんざ・打撲など)の治療 | あり(柔道整復師) | 保険適用の範囲で処置、テーピングなど |
カイロプラクティック | 神経系の調整(特に背骨) | 一部国で資格制 | アメリカ発祥の徒手療法、骨の矯正が中心 |
マッサージ | 筋肉のコリ・疲労の緩和 | あん摩マッサージ指圧師(国家資格) | 血行促進・筋肉をほぐすことに特化 |
整体は、国家資格は不要です。
そのため、施術者によって技術や知識に大きな差があります。
たくさんある整体の中から、信頼できる施術者を選ぶことが非常に大切です。
整体で整うとはどういうことか?
人間の身体は、常に重力の力を受けながらバランスを取りつつ生活しています。
たとえば、次のような状態が「バランスが崩れた=整っていない」状態です。
・片足重心のクセがあり骨盤が左右非対称
・肩の高さが違う
・頭が前に出てストレートネック気味
・膝が常に曲がっているような立ち方
・背骨が本来のS字カーブから外れている
こうした崩れた状態をリセットし、「まっすぐ立つ」「自然に歩く」「深く呼吸する」といった本来の機能を取り戻すことが整体の役割です。
整体の誤解と注意点
一方で、整体に対して次のような誤解も多く存在します。
・一回受ければすべて治る
・どんな人がやっても効果は同じ
・筋トレと併用すると危ない
実際には、施術者の技術・考え方・手法によって結果は大きく異なり、「整体=万能」ではありません。
また、筋トレと競合するのではなく、うまく併用することでお互いの効果が高まるのが理想です。
パーソナルトレーニングとは?動ける身体をつくる手段
パーソナルトレーニングの定義と目的
パーソナルトレーニングとは、専門知識を持つトレーナーが、クライアント一人ひとりの目標・身体状態・ライフスタイルに合わせた完全個別プログラムを提供するものです。
その目的は「ただ筋肉を鍛える」ことだけではありません。以下のような幅広い目的に対応しています:
・姿勢改善
・ダイエット・脂肪燃焼
・筋力アップ・ボディメイク
・運動不足解消
・慢性的な不調(肩こり、腰痛)の改善
・スポーツのパフォーマンス向上
・更年期やホルモンバランスの変化への対応 など
特に、現代人に必要なのは「動ける身体づくり」です。
これは、関節の可動性(モビリティ)と筋肉の安定性(スタビリティ)を両立させることに他なりません。
「動ける身体」とは何か?
一般的に「痩せる」「筋肉をつける」ことばかりが注目されがちですが、トレーナー視点で本当に重要なことは動ける身体を作ることです。
特徴 | 解説 |
---|---|
正しい姿勢が保てる | 重力に対して無理なく立てる・座れる |
関節がしなやかに動く | 可動域に制限がない=ケガの予防になる |
体幹が安定している | 軸がぶれず、どんな動作も安定する |
意識して使いたい筋肉を使える | 正しい筋肉の連動が起こる |
疲れにくい | 無駄な力を使わず、効率よく動ける |
つまり、見た目だけでなく、「質の高い身体操作」ができるかどうかが、パーソナルトレーニングの本質です。
パーソナルトレーニングの構成要素
実際のパーソナルトレーニングは、次のような複合的な要素で構成されています
1.姿勢・動作評価(アセスメント)
・静的姿勢評価(立ち姿、骨盤の傾き、肩の高さ)
・動的姿勢評価(オーバーヘッドスクワット、ランジ、肩の可動域、足首の硬さなど)
→ ここで筋力のアンバランスや可動域の制限を見極める
2.モビリティワーク(可動域の改善)
ストレッチやアクティブリリース、モビリティエクササイズで関節の動きを広げる
3.スタビリティトレーニング(安定性の強化)
体幹トレーニングや呼吸の見直し(横隔膜・骨盤底筋など)を行い、安定した身体に
4.ストレングストレーニング(筋力強化)
・正しいフォームでの筋トレ(スクワット、ヒップリフト、ロウイングなど)
・ピンポイントではなく「連動性」を重視した種目選び
5. 有酸素やHIIT(代謝・心肺強化)
・心拍数をコントロールした脂肪燃焼サポート
・特に女性や更年期世代に重要
トレーニングだけを行うリスク
姿勢が悪く、骨盤が傾いていたり、筋肉のアンバランスが大きい状態では下記リスクがあります。
・正しいフォームが取れない
・特定部位だけに負担がかかる
・かえって腰痛・肩こりが悪化する可能性も
これらのリスクを低下させてくれるのが「整体」です。
トレーナーのサポートが持つ意味
YouTubeやTiktokなどでトレーニング動画を簡単に見られる時代ですが、やみくもに真似しても正しい動作を再現するのは非常に難しいです。
パーソナルトレーナーの役割は下記になります。
・一人ひとりに合った「レベル」「目標」「身体状態」に応じた種目選び
・正しいフォームへのフィードバックと修正
・トレーニングの「質」を保ち続けること
・生活習慣や栄養面まで含めた総合サポート
つまり、目標達成のスピードと安全性を最大化する存在になるのです。
整体 × トレーニングの理想的な関係
整える → 動かす が最強の順番
1.整体で可動域と姿勢を整える
2.トレーニングで正しく動かす力をつける
この順番こそが、効率よく身体を変える最短ルートです。
整体だけだと「戻りやすい」、トレーニングだけだと「ゆがみやすい」
両方を使うことで、良い状態を「作って、キープ」することができます。
具体的な例① 猫背&巻き肩
・整体:胸郭・肩甲骨の可動域を広げる
・トレーニング:背中・肩周りを鍛える(例:ロウ系、肩甲骨安定化)
→ 背中が自然に伸び、肩が内巻きにならない状態を維持できる
具体的な例② 反り腰&ぽっこりお腹
・整体:骨盤の前傾を改善し、腰部の緊張を取る
・トレーニング:腹横筋・骨盤底筋群を鍛える(ドローインなど)
→ お腹が引き締まり、腰痛も軽減
動ける身体は一生モノの資産
「筋肉は裏切らない」と言われますが、それ以上に大切なのは動ける状態を維持することです。
・年齢を重ねても疲れにくい
・姿勢が美しく、若々しい印象が続く
・スポーツや趣味を楽しめる
・痛みなく、ストレスなく動ける
こうした日常の「快適さ」を手に入れることこそが、パーソナルトレーニングの本質的な価値です。
ジムに通わない時間こそ、身体を変えるカギ
トレーニングも整体も「その場限り」ではもったいない
パーソナルトレーニングジムや整体に通う時間は、週に数時間。
つまり、ほとんどの時間は自分自身でどう過ごすかにかかっているということです。
「整体で整えたのに、また歪んでしまう…」
「トレーニングの効果がなかなか持続しない…」
そんな声の多くは、日常の姿勢や生活習慣のクセに原因があります。
・スマホ首(ストレートネック)
・片足体重や脚を組むクセ
・浅い呼吸、胸式呼吸
・運動不足による筋力低下
どれだけ施術や指導を受けても、身体は“普段の過ごし方”に戻ろうとするのが自然なのです。
セルフケアが“定着”のカギを握る
パーソナルトレーニングに整体を組み合わせる場合、トレーナーや施術者が指導する自宅での「セルフケア」の継続が非常に重要になります。
以下は代表的なセルフケアの例になります。
・ モビリティストレッチ(例:股関節・胸郭の可動域を広げる)
姿勢改善やトレーニング前の準備に最適
・呼吸法(腹式呼吸・ドローイン)
自律神経の安定、体幹の安定性アップに貢献
・簡単な筋トレ(ヒップリフト、プランクなど)
可動域を保ちながら筋力を補強し、整えた身体を維持する
・姿勢の意識付け
「骨盤を立てる」「肋骨を締める」など、日常動作に意識を持つこと
セルフケアは特別な器具が不要、かつ1日ほんの数分の習慣でも効果があります。
継続することで、整体で整えた、トレーニングで鍛えた身体を「戻りにくくする」ことができます。
継続こそ最大の変化を生む
身体は“日々の積み重ね”で変わります。
・整体で 0→1をつくる
・トレーニングで 1→10へ育てる
・セルフケアで 10→維持する
理想は「通わなくても元に戻らない身体」を作ること。
日々の積み重ねを継続し、理想の体を手に入れましょう。
◼︎まとめ
いかがでしたでしょうか。
体の不調を感じた時、何を実施すれば良いか理解いただけたでしょうか。
トレーニングも整体もマッサージも全て意味はありますが、それを最大限効果を発揮させるためにはご自身でのセルフケアも大切になってきます。
日々の積み重ねは即効性を感じにくいこともありますが、継続していくことで効果を発揮します。
ぜひパーソナルトレーニングで自分の弱点を知り、理想の体になっていくための方法を発見していただければと思います。
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お客様の声
著者情報
森山 史織(Moriyama Shiori)
保有資格
全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会認定 NESTA PFT
腸活アドバイザー
食育アドバイザー
ダイエットインストラクター
スポーツフードアドバイザー